目次
開発環境
- Visual Studio Code:version 1.73.0
- OS:Windows10
- java:22.0.2
Mavenとは
Maven(メイヴン)は、主にJavaプロジェクトのビルド(コンパイルやパッケージ化)、依存関係の管理、プロジェクトのライフサイクル管理を行うためのビルドツールおよびプロジェクト管理ツールです。
Apache Software Foundationによって開発されています。
公式サイト:https://maven.apache.org/
Mavenの特徴
下記はMavenの主な機能です。
ビルドの自動化
プロジェクトのビルド手順(例: コンパイル、テスト実行、パッケージ化)を自動化します。
コマンド一つで複雑な手順を実行することが可能です。
依存関係の管理
必要なライブラリやフレームワークを自動でダウンロードしてプロジェクトに組み込みます。
依存ライブラリのバージョン管理も簡単に行えます。
プロジェクト構造の標準化
Mavenではプロジェクト構造やビルド手順に標準的なルールがあるため、初めてのプロジェクトでもすぐに理解しやすい。
プラグインの柔軟性
様々なプラグインを利用して、テスト、デプロイ、ドキュメント生成などを簡単に実行することが可能です。
移植性
Mavenの設定ファイル(pom.xml)を使えば、異なる環境でも同じビルドや依存関係を再現できます。
Mavenをインストール方法
Mavenをインストールするには、以下の手順に従ってください。
Mavenをダウンロードする
まずは公式サイトからMavenをダウンロードします。
Maven公式サイト:https://maven.apache.org/download.cgi
ダウンロードページの「Files」セクションで「Binary zip archive」欄にある「apache-maven-x.x.x-bin.zip」をダウンロードしてください。
Mavenを設置する
次にMavenを設置します。
ダウンロードした「apache-maven-x.x.x-bin.zip」を解凍してください。
解凍したフォルダを「C:\maven
」という名前のディレクトリにコピーします。
ディレクトリ名は自由ですが、簡単なパスを指定すると設定が楽になります。
Mavenの環境変数を設定する
次にMavenの環境変数を設定します。
まずは「スタートメニュー」で「環境変数」と検索し、「システム環境変数の編集」をクリックして「環境変数」の設定画面を開きます。
詳細設定タブで「環境変数」をクリックし、ユーザーまたはシステム環境変数にある「Path」を選択して「編集」をクリックしてください。
次に「新規」をクリックし、「C:\maven\bin」を追加します。
Mavenのインストールを確認する
最後にMavenが正しくインストールできているかを確認します。
コマンドプロンプトまたはターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してください。
1 | mvn -v |
実行結果にMavenのバージョン情報、Javaのバージョン、および環境変数の詳細が表示されれば、Mavenのインストールが成功しています。
まとめ
Mavenはプロジェクト管理ツールです。
プロジェクトに関する色々な情報をPOMに集約し、POMの情報に基づきプロジェクト全体を管理します。
Mavenを使用すると、プロジェクトのライフサイクルに含まれるコンパイルやテストなどの各作業をコマンド一つで行うことができます。